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昨年末、奥多摩の実家で神棚を掃除していた。父親が7年前に他界し、おふくろも高いところに登るのが危なくなっており、おのずと役割がまわってきている。 その南向きの神棚に恵比寿と大黒天の像が大小6対ほど一緒にひしめき合っている。 ということで、今回は 七福神って何? |
「七難即滅、七福即生」の説に基づくように、七福神を参拝すると七つの災難が除かれ、七つの幸福が授かると言われている。 七福神の信仰は、室町時代の末期のころより生じ、当時の庶民性に合致して民間信仰の最も完全な形となって育てられてきました。特に農民、漁民の信仰として成長し、現代に今も生き続けてきたようです。 |
漁民たちには時折浜に打ち上げられる鯨やサメなどを神さまからの授かり物として受け止める習わしが古くからあったという。皆で分け合い一時の「福」を得る。流された蛭子が海人たちに漁業や交易、交通などの神、恵比寿さまとして敬われる素地は古くからあった。かつて海は陸上よりも発達した交通路だった。恵比寿さまを祭る神社は瀬戸内海や日本海の海岸線などに散在する。遠方から福を運んできてくれる寄神、客神と信仰を集めてきたようだ。 烏帽子に狩衣、右手に釣り竿を持ち、左手に立派な鯛を抱えた姿で描かれる。古くは漁民の守護神だったが、後に商いの神に。大黒天と対で福の神として、庶民の信仰を集めた。 |
![]() もともとは、マハーカーラと呼ばれるヒンドゥー教の神で、創造と破壊を司るシヴァ神の化身。仏法守護の神として伝来したが、後に日本神話の 大国主命と結びつき、福の神として信仰された。大地を掌握する神様(農業)でもある。 大きな袋を背負い、打出小槌をもち、頭巾をかぶられた姿が一般によく知られていて財宝、福徳開運の神様として信仰されている。 マハーカーラは「偉大な黒」を意味し、ヒンズー教で暗黒をつかさどる神さまだった。日本に持ち込んだのは最澄という。同時に財運をもたらす神として信仰され、日本では財神として渡ってきた。大国主神は古事記の国譲りのエピソードで知られる重要な神さまで、「だいこく」とも読めたことから合体したという説が有力である。 |
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● 福禄寿(ふくろくじゅ) |
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この新しい年が皆様にとって素晴らしい一年になりますように。 |
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