周りの景色がひらけていて気持ちが良いので、拝島から立川までの多摩川沿いを良く散歩します。実感するのは、令和元年10月の台風19号の被害の大きさです。福生の南公園、昭島の運動公園、立川の日野橋などは復旧までにかなりの時間を要しました。

 近年、雨の降りかたが尋常ではないと思っている方多いと思います。先日も降りだしたと思ったら雨宿りする暇もなく、勢いが強くなりました。
毎年、集中豪雨による被害が全国で発生しております。

 東大和市も平成28年8月の台風9号で空堀川、奈良橋川の溢水(いっすい)被害がありました。奈良橋川、空堀川の護岸整備は現在進行中です。私たちが住んでいる東大和市の状況を知ることはとても大切なことだと思います。ということで、今回は

ハザードマップって何?


・まずは東大和市ってどんな地域でしょうか。

東大和市

東大和市は、東京都の中央部の北側に位置し、東は東村山市、西は武蔵村山市、南は立川・小平両市に、北は埼玉県所沢市と接しています。

 北端に「ダム湖百選」に選ばれた多摩湖があり、東西に細長い狭山丘陵の中央部南端に位置しているため、市の北部から中央部にかけてはゆるやかに傾斜しており、中央部から南部にかけてはおおむね平坦となっています。
 
 東西5.3キロメートル、南北4.3キロメートル、面積は、13.42平方キロメートルで豊島区とほぼ同じくらいの大きさです。海抜は最高159メートル、最低82.5メートルで、外周は約19.2キロメートルとなっております。

人口は、令和3年6月1日現在85,376人(外国人住民数1,213人を含む)/世帯 39,895世帯、西武鉄道拝島線や多摩モノレールが通り、都心へのアクセスやJRや小田急線、京王線への乗り継ぎも便利です。

河川は、空堀川(荒川水系の柳瀬川の支流。総延長約15km)が市を東西に横断し、奈良橋川(荒川水系の空堀川支流。総延長は2.9km)が北側から高木地区で空堀川に合流しています。

公園や緑地、多摩湖の面積(みどり率)は市の約46.0%を占めており、自然にふれる機会が多いことは大きな魅力です。カワセミ、アオサギ、カルガモ、ジョウビタキなど、野鳥の宝庫です。

・ハザードマップとは

「ハザードマップ」とは、一般的に「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」とされています。防災マップ、被害予測図、被害想定図、アボイド(回避)マップ、リスクマップなどと呼ばれているものもあります。

東大和市土砂災害ハザードマップ  

ハザードマップを作成するためには、その地域の土地の成り立ちや災害の素因となる地形・地盤の特徴、過去の災害履歴、避難場所・避難経路などの防災地理情報が必要となります。(国土交通省:国土地理院ホームページより抜粋)
※上図の東大和市土砂災害ハザードマップでは、土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域が丘陵部全体に点在しています。


東大和市のハザードマップ、防災マップは東大和市役所のホームページからダウンロードできます。お住まいの地区の状況をご確認ください。
詳しくはこちらをご覧ください→ 東大和市浸水・土砂災害ハザードマップ
詳しくはこちらをご覧ください→ 東大和市防災マップ

・平成28年9月の台風9号の溢水(いっすい)状況

「平成28年9月22日台風9号による被害状況について」東京都資料参照
下図の赤矢印の示す四か所が台風9号による溢水被害の発生した場所となります。

平成28年9月の台風9号の溢水状況

高木三丁目(宮前二の橋上流)〜奈良橋二丁目(日月橋上流)の約560mについては、令和元年12月に東京都建設局から護岸整備の予定が発表されました。
詳しくはこちらをご覧ください→ 東京都建設局報道発表資料2019年12月18日妙正寺川、奈良橋川で河川予定地を指定します。水害から都民の命と暮らしを守る 安全なまちの実現に向けて


・ハザードマップの浸水予想区域について

 
浸水予想区域は、想定し得る最大規模の降雨による浸水範囲や浸水深を表示したもので、想定最大規模降雨時間最大雨量156mm、総雨量657mmを予測したものです。
平成28年9月22日の台風9号は、時間最大雨量76mm、総雨量205mmと公表されています。

・東大和市下水道総合計画


 平成18年、東京都は時間あたり50mm規模の降雨に対応する河道の整備を行う河川整備計画を策定しました。その後、平成23年3月、東大和市下水道総合計画が策定されています。計画は短期計画(5年)、中期計画(10年)、長期計画(30年)と2040年(令和22年)を目標年次としています。今後の経営環境の変化に対応し、持続可能な下水道事業を実施していくために、令和3年度から令和12年度まで「東大和市公共下水道事業経営戦略」として、の策定方針が公表されています。
詳しくはこちらをご覧ください→ 「東大和市下水道総合計画」及び「東大和市下水道事業経営健全化計画」
詳しくはこちらをご覧ください→ 「東大和市公共下水道事業経営戦略」

・空堀川流域広域雨水整備検討協議会の設置

(目的)
 第1 近年の豪雨形態の変化や都市化の進展、平成28年8月に発生した台風等による浸水被害及び、平成29年3月30日付「空堀川流域の雨水対策について(要請)」(立川市長、東大和市長、武蔵村山市長)を踏まえ、空堀川流域の広域的な雨水整備について、都及び各市が取り組むべき内容を検討するため「空堀川流域広域雨水整備検討協議会」を設置する。

(背景)

  • 空堀川流域の立川市、東大和市、武蔵村山市の一部の地区ではこれまでも浸水被害が発生しており、平成28年の台風9号では、甚大な被害が発生した。
  • 特に、空堀川流域南側の地区は、地盤高の関係で市が直接、空堀川に雨水を排除することが困難な箇所がある等、雨水整備が進められないため浸水被害が多発している。
  • そこで、市の公共下水道と都の流域下水道が一体となり、事業費の縮減と早期浸水対策を進めるため、広域的な雨水整備について、都及び各市が取り組むべき内容を検討する。

3市連携整備
※空堀川流域広域雨水整備検討協議会資料に市、河川の名前、説明文を加筆

(対策案概要)

  • 武蔵村山市から東大和市にかけて空堀川右岸の流域を横断する雨水幹線を整備し、各市の雨水を一括的に取水した後、東大和市の最東部付近で空堀川へ放流する。概略工期約15年

(役割分担)

  • 広域雨水幹線整備は、東京都施行による流域下水事業として実施
  • 広域雨水幹線へ雨水を流入させるための枝線及び主要枝線は、各市が公共下水道事業として実施 

※3市で雨水を取水し、取水を集めて東京都が空堀川へ放流する仕組み。
詳しくはこちらをご覧ください→ 空堀川流域広域雨水整備検討協議会