今回は介護保険で利用できる福祉用具について調べていきたいと思います。ということで、

福祉用具ってどんな物があるの?


それではさっそく、介護保険で利用できる福祉用具について説明させていただきます。
介護保険で利用できる福祉用具には利用の仕方が2種類に分かれます。


● 福祉用具貸与
 まずは、福祉用具の貸与です。ケアマネジャーのケアプランに基づき、日常生活の自立を助けるための福祉用具をレンタル事業者から借りて、その利用料の1割分を事業者に支払う方 法です。福祉用具の料金の単位数は要介護度別に定められた支給限度額の対象となります。


● 特定福祉用具販売(福祉用具購入費の支給)
 入浴や排泄などに使用する福祉用具の購入費を1年につき10万円(保険給付は9万円)を限 度額として支給を受けることができます。利用者は購入費の一割を負担します。(一度全額を事業者に支払い、その後9割分が戻ることとなります)申請が必要ですので、ケアマネジャーにご相談下さい。


※利用の仕方が、福祉用具貸与と特定福祉用具販売(福祉用具購入費の支給)の2種類があるということがわかりました。それでは、具体的にどんな用具があるのか調べていきましょう。


● 福祉用具貸与の対象

● 手すり(工事を伴わないもの)
トイレ用跳ね上げ手すり ベッドや布団からの起き上がりや立ち上がり、トイレの立ち座り、通路の伝い歩き、玄関上がり框の昇降等を助けるための用具です。          

    ◎ 手すりの種類
  • ベッドや布団からの立ち上がり時に利用する置き型の物。
  • 天井と床で固定する突っ張り棒タイプの物。
  • トイレの便座に直接取り付けて便座の立ち座り時に利用する物。

● スロープ(工事を伴わないもの) 
 車いす等での外出時に玄関や掃き出し窓に設置し、段差を解消して安全な外出をサポートするための用具です。

    ◎ スロープの種類 スロープ
  • 折りたたみができるカーボンファイバーの板状の物。
  • 車いすのタイヤの幅と段差に合わせて長さを調整できる2本一組のレールタイプの物

  ● スロープの長さと傾斜角度の目安
   傾斜角度訳5度・・・段差×12倍のスロープ
   ゆるやかな傾斜です。車いすに乗る方は、ほぼ自走で上がれます。
   傾斜角度約10度・・・段差×6倍のスロープ
      傾斜角度10度がスロープ選びの基本となります。電動車いすの自走はもちろん、介助の方が
   より楽に車いすを押すことができます


● 歩行器
  屋内、屋外の安全な歩行をサポートするための用具です。          

    ◎ 歩行器の種類歩行器
  • 固定型歩行器:両手で歩行器を持ち上げて前へ運んで使用します。
  • 前輪付き歩行器:固定型に前輪を付けた物です。固定型より若干負担が少ない。
  • 交互型歩行器:左右のフレームを前方へ交互に動かし、それに合わせて体重を移動させます。
  • 肘支持型歩行車:フレーム上部の馬蹄型のパットで前腕部や脇を支持し歩行します。
  • 三輪・四輪歩行車:左右のハンドルを持って操作します。いすや買い物かごが付いている物もあります。安全の為、シルバーカーより幅が広く安定しています。

● 歩行補助杖
歩行補助杖   歩行時に身体を支え、バランスを維持するための用具です。          

     ◎ 歩行補助杖の種類

  • 松葉づえ、カナディアン・クラッチ、ロフストランド・クラッチ、プラットホームクラッチ及び多点杖などがあります。

※ T字杖やなどの一本杖は対象になりません。


● 車いす・車いす付属品
歩行が困難な方の移動を支援する為の用具です。          

     ◎ 車いすの種類車いす
  • 自走用車いす:自ら手や足でこぐ事によって方向転換ができ、室内や屋外を自分で走行できるタイプの物
  • 介助用車いす:自らこぐ事ができない方が使用。介助者がハンドルを持ち移動を援助する。
  • 電動車いす:自らジョイスティック(操作レバー)を使って少ない力で操作し自走するタイプの物。
  • 電動四輪車:ハンドルで操作するタイプで、屋外歩行に使用します。歩行者と同様に歩道を走り、運転免許証は不要です。
  • その他、背もたれの調整できるタイプ、リクライニングできるタイプ等があります。
  • 車いす付属品の種類

・車いす用のクッションや車いす用テーブル、杖入れ等があります


● 特殊寝台・特殊寝台付属品 
  寝返りや起き上がりが困難な方をサポートする用具です。 特殊寝台         

     ◎ 特殊寝台(介護用ベッド)の種類

  • 高さ調節機能、背上げ機能、足上げ機能等があり、リモコンで操作します。身体状況に応じて機能が選択できます。詳しくはケアマネジャーにご相談ください。
     ◎ 特殊寝台付属品の種類  
  • マットレス、サイドレール、ベッドテーブル等があります


● 床ずれ防止用具・体位変換器
  臥床時間が長いとできやすい床ずれを体圧の分散等により防止、又は悪化を防止します。 エアマット         

      ◎ 床ずれ防止用具の種類
  • 床ずれ防止マット:体圧分散性に優れた素材を用いたマットレス。
  • 床ずれ防止エアマット:エアポンプにより空気を循環させて体圧を分散します。
  • 体位変換器付床ずれ防止エアマット:自ら寝返りができない方が対象。体位変換の時間、角度を設定し自動で行います。

● 認知症老人徘徊感知機器 風鈴
  認知症老人が徘徊し、屋外に出ようとした時又は屋内のある地点を通過した時に、センサーにより感知し、家族、隣人等へ知らせる用具です。


● 移動用リフト(つり具を除く)
  ベッドから車いす、トイレ、浴室等への移動をサポートする用具です。 移動用リフト           

     ◎ 移動用リフトの種類

  • 床走行式:つり具又はいす等の台座を使用して身体を持ち上げ、キャスタ等で床又は階段等を移動し、目的の場所に移動させるタイプの物。
  • 固定式:居室、浴室等に固定設置し、その機器の可動範囲内で、つり具又はいす等の台座を使用して身体を持ち上げ、移動させるタイプの物。
  • 据置式:床に置いて、その機器の可動範囲内で、つり具又はいす等の台座を使用して身体を持ち上げ、移動させるタイプの物。


注)車いす、車いす付属品、特殊寝台、特殊寝台付属品、床ずれ防止用具、体位変換器、認知症老人徘徊感知機器、移動用リフト(つり具を除く)これらの用具は原則として、要介護1および要支援1・2の方は対象となりません。但し、「軽度者に対する福祉用具貸与の届出書」の申請があった場合、認められる場合があります。ケアマネジャーにご相談下さい。


● 特定福祉用具販売(福祉用具購入費の支給)の対象

  • 腰掛け便座:ポータブルトイレ、補高便座、据置式便座、トイレリフト(便座が昇降する物) シャワーチェアー
  • 特殊尿器:自動採尿器
  • 入浴補助用具:入浴用いす、浴槽用手すり、浴槽内いす、入浴台、浴室内すのこ、浴槽内すのこ、入浴用介助ベルト
  • 簡易浴槽:空気式又は折りたたみ式等で容易に移動でき、取水又は排水のために工事を伴わないもの
  • 移動用リフトのつり具:身体に適合するもので、移動用リフトに連結可能な物。