散歩

 元日の午後、天気が良かったので近所へ散歩に出掛ける。かみさんは午前中仕事だったので、居間で気持ち良さそうに昼寝をしている。軽く声をかけると、目を覚ましたので、帰りに夕食の買い物をしてくると約束を交わす。

 家を出ると、町中は静まり返り、忙しなく追い立てられるように過ぎた師走が嘘のように、厳かな雰囲気を漂わせている。

散歩1 芋窪街道を玉川上水駅方面へ歩いていくと、以前から何となく好きな右の写真の場所で立ち止まる。まっすぐに伸びる歩道の奥まで視線を送り、両脇をアーチのように包み込む並木へと視線を広げていくと、何とも気持ちの良い感覚を覚える。両脇に置かれた置物のオブジェが自分を迎えてくれているような気持ちにさせてくれる。しばし余韻を味わいながら、また歩き出す。

 普段は、駅の連絡通路を歩いているが、その日は駅の下をくぐる自転車道を歩く。立川方面へ歩きながら、今年は身体のメンテナンスをしっかりしていこうとか、書類のペーパーレス化に本格的に取り組んでいこうとか、もう少し仕事の専門性を高める必要があるなぁとか、年の初めなのでいろいろ考えながら歩く。 

散歩2 ピーコックスーパーの信号を左に曲がりしばらく歩くと、甚五郎という店の前にさしかかる。ここのうどんと蕎麦はどちらも美味かったなぁと味を思い出しながら何げに南の空を見上げる。澄んだ青空に、雲が途切れながらたなびく様がとてもきれいなので、写真を撮る。

散歩3 その先に歩を進めると、古民家旧小林家住宅が見えてくる。私にとっての癒しの場所であり、何度も訪れている。江戸時代の砂川の農家であり、武家屋敷にも匹敵するほど格式が高く、立川市が文化財に指定して管理している。欄間の飾りや神棚がとても立派であり、当時の木工技術の水準の高さに驚かされる。囲炉裏があり、いぶしの為に、毎日火を入れているので、囲炉裏を囲んでなごみの時間を過ごす事ができる。正月休みなので外から眺めるだけにして、またの機会をうかがう事とする。

 その後、幸町団地から玉川上水遊歩道を抜けて東大和市駅前を歩く。イトーヨーカドーで買い物をして帰宅する。正味1時間半程度であるが、年の初めから気持ちの良い一時であった。
 
 今年も一年を通して、良い散歩が出来ますように・・・