プラダを着た悪魔

 先日、BS放送で「プラダを着た悪魔」という映画を初めて観た。もともと面白そうだなぁと思っていたが観る機会を逃していた。案の定とても面白かった。

アン・ハサウェイ【プラダを着た悪魔】:ウィキペディアのあらすじより
 2003年4月に刊行されたローレン・ワイズバーガーによるアメリカ合衆国の小説作品、及び2006年に公開されたアメリカ映画。
 名門大学を卒業し、ジャーナリストを目指すために田舎からニューヨークへとやってきたアンドレア・サックス(アン・ハサウェイ:レ・ミゼラブルでアカデミー助演女優賞を獲得)は、幸運にも何百万の女性の憧れとする仕事・ファッション雑誌『ランウェイ』の編集部へと就職した。しかもその編集長(実際のモデルがいるとの事)でファッション業界に対し絶大な影響力を誇る、ミランダ・プリーストリー(ご存知メリル・ストリープ:アメリカを代表する大女優)のアシスタント職である。だが、ミランダは自分の身の回りの世話をアシスタントに押し付けるなどの横暴を発揮する最悪の上司であり、今までに何人もがこの仕事を辞めていたのであった。ファッションには何の興味もなかった彼女であるが、本来の目的である文芸誌での仕事への足がかりとして、彼女の悪魔のような要求に耐えていく。
 
メリル・スロリープ生馬の目を抜くファッション業界の最先端に君臨する怪物ミランダとそれに翻弄されながらも本当の自分の生き方を見つけていくアンドレアの物語。ミランダの右腕役のスタンリー・トゥッチ扮するナイジェルが味のある役所であり、アンドレアが叱咤激励されながら、だんだんプロとして洗練されていく様子にわくわくさせられる。また、アンドレアの恋人役のエイドリアン・グレニアー扮するネイトの地にしっかり足をつけた生き方と懐の深さに感服する。
 しかし、何と言ってもメリル・ストリープの鬼編集長ぶりは圧巻であった。あの佇まいには観ていてしびれるほど身の毛がよだった。メリル・ストリープの女優魂に強い矜持(きょうじ)を感じた。

 ミランダ「あなたは私に似ているわ、人が何を求め必要としているかを超え、自分のために判断できる」アンドレア「私は違います!」・・・「あなたのような生き方が嫌だったら?」ミランダ「バカを言わないで、誰もが望んでいるわ、誰もが憧れているのよ」息を呑む車中でのやりとりが運命の分かれ道となってクライマックスへ向かっていく。

 「プラダを着た悪魔 リベンジ!」という続編の小説が出ている。ミランダとアンドレアの物語はまだまだ終わらない。同じキャストで映画化されるという噂もあるが、ぜひ実現してほしいと願う。今年の秋は、久しぶりに映画の秋にしたいと思っている。