漢字

 昨年の9月後半から12月前半まで、コロナ禍の中、感染対策をしながら、主任介護支援専門員の更新研修が開催された。全部で8日間、1日目は講義のみであるが、後の7日間は、7つのテーマの中から1つのテーマについて指導事例を事前に提出し、毎回そのテーマの該当者が事例を発表し、グループワークを行った。

 どういうテーマがあるかというと(@リハビリ、A看護サービス、B認知症、C医療連携、D家族支援、E社会資源、F多様なサービス)となっている。私は家族支援を第一希望としたが、第二希望の看護サービスを提出することになった。そのほかに、司会や書記の役割がある。役割の中で一番苦手なのが書記である。A3の大きさの演習シートという用紙を4枚渡され、演習の1から6までのグループワークについて、参加者の意見を要約してまとめる。しかも、その用紙は後日事例提出者に渡されることになっている。かなりのプレッシャーである。

 最近、漢字を書く機会がめっきり減っている。というか、直接筆を使い、文章を書く作業が減っている。パソコンの漢字変換は便利であるが、漢字を忘れてしまう要因にもなっている。もともと漢字が得意ではないうえに、50も半ばを過ぎると、記憶力の低下が著しい。演習シートがひらがなだらけになってしまうのも恥ずかしいし、申し訳ないと思いながら、自宅の本棚を眺めていた。ふと、漢字検定2級の本が目についた。もう5年以上前に購入し、そのまま手付かずであった。書記の役割は7日目で11月の後半である。悪あがきと思いながら、11月の初めからなるべく早起きして30分程度漢字の練習をしてみた。

 その結果、字の汚さはしょうがないが、練習の成果として、褒めるとか、鬱とかの漢字を演習シートに書くことができた。ひらがなだらけにならずに済んでホッとしている。しかし、ホッとしてしまったおかげで、その日から漢字の練習はしなくなってしまった。

 年明けに久しぶりに漢字検定の本を開けてみた。覚えていた漢字をもう忘れている。さて、どうしたものか。ただ闇雲に練習するだけでは、すぐに忘れてしまう。何かに関連付けて漢字を面白おかしく覚えられないものかと考えた。

多摩川沢井渓流部首ごとにその意味を調べながら覚えたら、覚えやすいかもしれないし、その方が面白そうである。例えば似ているしめすへん(しめすへん)ところもへん(ころもへん)のように、しめすへん(しめすへん)は示からきているようで、ころもへん(ころもへん)は衣からきているようである。しめすへん:しめすへんは社、礼、祈、祝など神や祭りに関することを意味する漢字に使われ、ころもへん:ころもへん)は袖、裾、襟など衣服に関することを意味する漢字に使われている。記憶力が著しく低下してきている私には、こういう覚え方が望ましいようである。

今年は牛歩の如く、ゆっくりしっかり漢字と仲良くできる年にしていきたい。