私たちの考えるケアマネジャーという仕事 2021年2月

寛 聡子


 私がケアマネジャーの資格を取得しようと思ったのは、まだ介護保険制度が始まる前の事。
看護師として働いていた私は、病院勤務を経て、そのうち在宅看護に興味を持ち、訪問看護ステーションで勤務していた。
そんな時、介護保険制度が始まるらしい…それにはケアマネジャーという新しい職種が活躍するらしい。そんなあいまいな感じではあったが、興味をそそられ資格を取得した。看護師と兼務でケアマネジャーを始める。
介護保険開始当初はお手本もなく、みんな試行錯誤しながら仕事をしていたように思う。そして月日は流れ現在はケアマネジャー一本の仕事である。
もともとケア(直接的な介護)が好きな私。ケアマネジャーの立場としては直接的な介護はしない。最初でこそ、そのことで歯痒かったり、直接的なケアの効果を感じられないジレンマのようなものを漠然と感じていた。

 さて最近では、私も介護保険料を納める年齢をとうに超え、介護保険利用者の年齢に近づきつつ、人生の大先輩方に日々接して仕事をさせていただいている。素直に言うならば人生を重ねていくお手本をいっぱい見せていただき貴重な体験をさせていただいているという感覚。

私が仕事をするうえで忘れてはいけないと心に刻んでいること。

常識を疑え。私の良かれと思う常識が相手の望む常識と必ずしも同じではないはず。
こうすれば良い。ああするともっと良い。と押し付けてはいないか?

とにかくゆっくり話を聞こう。せかさず、あせらず、結果を決めつけず、フラットな気持ちで話を聞こう。

 対話や面談が中心となる仕事である。もちろん同じことを伝えるのでもどんな言葉を選ぶのか、どういう順番で伝えるのか、その時々のシチュエーションや関係性でも瞬時に変化するであろう。これは経験だけでも、センスだけでもない。一番難しいが、日々研鑽していかなければならないと感じている。

それと自分自身の安定感。
身体的にも精神的にも。これはできる範囲でではあるが、健康で、平常心で、冷静で、そして楽しくご機嫌でいたい。希望で目標である。




船橋 正史 寛 聡子 本間 顕子 ケアマネジャーという仕事

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